九州ぐるりの旅

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9月19日 〜目指すは九州の大地の巻〜

 大学時代、2度の北海道1人旅へ行った(レポートは1回目しか書いていないけど)。いつかは九州も行きたいと思っていた。そして、ついにこの時が来た。仕事も不況の影響で落ち着いており、有休を3日取得することにより9連休になる。前後に予定が入ってしまった為、間の7日を使い九州一周旅行へ行くことにした。相棒は今年2月に購入したレガシィアウトバック。そして、北海道1人旅の時にはまともな写真が撮れなかった為、旅の記録用に今回は思い切ってデジタル一眼レフカメラSONYα55を購入した。稼働3日の休みをとるので少し先の仕事まで片付け た。前日に準備を整える。一人旅と言えばやはり車中泊。後席を倒してフラットにし、寝袋、毛布、ブランケット、枕を装備し立派なベッドに。そして、ついに出発の日を迎えた。
 

◆9月18日 23時30分 愛知県出発相棒レガシィアウトバック
 その日の用事が終わり、はやる気持ちを抑え近くのICへ。ナビには第1の目的地である太宰府天満宮をいれる。表示された距離は700km、時間は10時間。青森に比べればかわいいものである。iPod touchをシャッフルで鳴らしながら順調に高速道路を走っていく。1〜2時間おきに30分ほどの睡眠をとることで快適に運転ができた。
 6時過ぎ、宮島SAへと到着。朝日を眺めながら焼き立てパンで朝食をと宮島SAからの朝日る。腹もふくれて、さらに運転し続けること3時間。ついに関門橋を越え、九州に足を踏み入れた。手前の壇ノ浦PAで休憩して写真を撮ればよかったとちょっと後悔 したが、とにかく九州に上陸した。
 気持ちはどんどんと高まっていく。その時、道路状況のラジオから渋滞情報が耳に飛び込んできた。どうやら降りる予定であった太宰府ICの手前から工事渋滞しているとのこと。初日から渋滞なんて勘弁だ、ということでさらに手前の福岡ICで降りることにした。そこから一般道路を運転し続け、ついに太宰府天満宮へ到着した。

◆9月19日 10時00分 太宰府天満宮
 クッキングパパ読者ならご存知であろう、田中家の三男である三郎が受験祈願の為に行く予定だったが足を怪我してしまい行けなかった場所である。そして、荒岩からお年玉替わりにもらったレシピをもとに、兄の田中が弟の為に梅が枝餅を作るという 泣ける話が展開されるところである。
 太宰府天満宮と言えば学業祈願で有名なところ。しかし、周りにも受験等がある人は特にいるわけではなかったので、とりあえず仕事がうまくいくよう祈願してきた。10月より大幅な人員入れ替えが行われるのでなんとかこの時期を乗り越えたい 。
 そして、その後はもちろん梅が枝餅。これを食べる為にここにきたようなもの。しかし、お店がいくつもあり、どれにしていいものか悩む悩む。2、3回往復した結果、一番人が少なかったお店で購入。出来たてあつあつ。うむ、美味い!そのお店の近くにあったお店で、 家族用にめんたいこを購入して発送してもらうことに。やはり福岡と言えばめんたいこ。これは譲れない。

 太宰府天満宮を後にしたころ、時間はお昼近くであったので通りかかったラーメン屋「栄龍軒」で昼食。意外ににあっさりしたとんこつ味。チェーン店らしきお店だったけど、おいしくいただけた。博多ラーメンはクリア。
 当初の予定は、佐賀をスルーして太宰府から長崎まで行く予定だった。しかし、国道を走っていると「佐賀競馬場」の文字が。これは行くしかない。

◆9月19日 12時30分 佐賀競馬場
 地方競馬のことは全く頭になかった。しかし、通りがかりに競馬場があるとは…しかもちょうど開催日。これも何かの縁だ。駅の改札のようなところに100円を入れることで入場可能。この日のうちに長崎まで行きたかったので、あまり長居は せず1レースだけ見ていくことに。馬券は、馬名が気に入った馬の単勝のみ購入。ゲートイン。スタート。単勝を買った馬は終始最後方でそのままゴールイン。残念。

 その後、長崎自動車道を通り、いざ長崎市街へ。途中、大村湾SAで愛犬レトロ君用に御犬様カステラを購入。賞味期限が帰る日だったのでギリギリか。
 長崎市街は、連休の中日ということもあり大勢の車に大勢の人。その為、適当なところに車を停め、路面電車で市街散策することにした。

◆9月19日 15時00分 長崎原爆資料館〜原爆死没者追悼平和祈念館〜平和公園
 原爆資料館と名がつくとこに行くのは2度目。もちろん初めて行ったのは広島。今回も、分かっていたことだけど見て回るだけでかなりつらかった。外国から来ている人も大勢いて、日本人よりも外国の人の方が、本当に熱心に展示を見ていた。核兵器は2度と使ってはいけない。作ってもいけないと思う。まずは知ること がはじめの一歩ではないだろうか。
 続いて、近くの原爆死没者追悼平和祈念館へ。その名の通り、原爆で亡くなった方へ追悼をするところ。中は静かな空間で、いたるところに水が流れていたり、水を溜めておいたりと、心を落ち着かせてくれる。そして、追悼空間には死没者の氏名が登載された名簿が納められており、亡くなった方々に向けて追悼を捧げた。ちなみに、短時間コースと追悼コースの2つがあり、追悼コースは被爆者の証言や手記などを閲覧した後、追悼空間に行って追悼を捧げるコース。短時間コースは追悼空間には直接行かず、上部より追悼を捧げるコース。時間がある時は是非追悼コースへどうぞ。
 そして、最後に平和公園へ。お馴染みの平和記念像。今日も青空の下にそびえたっていた。たまたまその公園に野良猫がいて、草むらでバッタを追いかけていた。その姿があまりにもかわいくてかわいくて…。動画を撮ってしま った(笑)

 そうしている内に、陽は沈み夜の街へ。夜になってもやはりまだ暑い。この日は運転の疲れをとろうと、素泊まり2500円の宿を予約していた為、その宿へ。宿到着。荷物を置き、夕飯は何にしようかと宿のおっちゃんに聞いて情報収集。出島あたりがおいしいもの食べれるとのことなので行ってみることに。

◆9月19日 20時00分 西洋亭(出島ワーフ店)
 たどり着いたのが出島ワーフという食べ物屋さんがいくつかはいっているところ。その中で、あまり人がはいっておらず、一人でもはいれそうなお店ということで入店。頼むはトルコライス。カレーがかかったピラフ、とんかつ、ミートスパ、サラダがのっている贅沢プレート。しかも、それに味噌汁がついてくるカオスっぷり(笑)もちろん美味し かった。

 夜もふけ、お腹も満たされ、長崎の夜と言えば、そう、あそこしかない。

◆9月19日 21時00分 稲佐山
 日本三大夜景の1つに数えられる、稲佐山からの夜景。ロープウェイ終了ギリギリの時間に到着。駐車場に車を停めたものの、ロープウェイがある気配がない。その時、 近くの神社から何人かの人が歩いてくるのを発見。そっちの方へ行ってみたところ、無事に乗り場が見つかった。往復のチケットを買い、いざ稲佐山頂上の展望台へ。
 歴史を感じるゴンドラに乗り、揺られること5分少々。高所恐怖症にはなかなかきつかった。なんとか到着。展望台に上り、景色を見てみると…すごい!いくつもの光の結晶が。100万ドルの夜景とはよく言 うが、日本円換算で100万円の夜景分くらいはあったか。港町がきれいに彩られていて、なんとも幻想的な夜景。三大夜景に数えられるの にも納得。
 満足のいくまで写真を撮った後、ロープウェイ最終便でなんとか地上に生きて帰った。ちなみにゴンドラは来年(2011年)に新しくなるとのこと。しかも、デザインがフェラーリのデザイン等を担当している人がやるらしい。これはと楽しみ だ。

 その後、近くの温泉施設「稲佐山 ふくの湯」へ行き、1日の疲れをとる。なかなかのハードスケジュールだったけど、楽しかった。そして、宿へ戻りおやすみなさい。すぐに眠りについた。

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